「 薔薇と少女 」 薔薇のほのかな香りに誘われて、いつもより遠周りをしてみようと少女は思った。 家々が、競い合うように薔薇を育てている街並みはは少女のお気に入りストリートだ。 薔薇のストリートがだんだん長く広がって、やがては自分の家の通りに繫がるといいな。 今年は私も植えてみようかな。