「 風の吹くままに 」 炎の揺らぎを見つめていると不思議と感性が研ぎすまされる。 星がまばたく音さえも聞こえてくるようだ。 ライダーはまるで生き物のようにうごめく炎を眩しそうに見つめ、一日を振り返る。 ウィスキーは,はらわたを温めてくれるが、秋風は冷たい。 明日は南に向かって走ろうか… 5大陸をオートバイで駆け抜けた小説家 戸井十月さんを偲んで。